シロノセカイ






鉄格子の隙間から月の光が差し込んでいて、それを見るたび君ことを思い出してしまう。






でも、君には会えない。






「うっ……うぅ……会いたいよぉ…」






どんなに泣いて、喚いても、誰にも私の声は届かない。







わかってる…。







そんなこと、わかってはいるけど。








「…開けてっ!!
お願いだから、ここを開けてぇぇぇぇぇーー!!」







虚しく私の声だけが、響き渡った。