☆ガイルズ☆

「あ~ぁ。疲れた。」

ここは、俺の自室。

「ガイ…。貴方、かなり暴れまわりましたね?」

「いいだろ。ラルフ」

そう言い軽く側近であり、従兄弟でもある ラルフ を、睨む。
俺は、アース国第一王子 ガイルズ 。

なぜか、親たちが決めた婚約者ヴェルド国王女 アリシア姫 と、結婚させられるらしい。

まっ、親同士の仲が良いからだろう。

面倒だ。一回も会ったことがない。まぁ、あっちも嫌だろうけど。フンッ。鼻で笑ってしまうな。


俺は、国中の美女をよりどりみどりなのによ。まぁ、それさえも拒否したが。

権力目当てで来られたって、嬉しくねぇしな。