☆ロイ☆

「レイア…。いい加減にしなさい。」

「なんですって?!あなた、私に逆らうつもり?!」


あぁ。つかれるわ…。
だから、貴族の令嬢は、嫌なのよ。…とでも言いたそうだな。シェイは。
伯爵令嬢のレイアを、先ほどからたしなめている少女シェイをみて従兄弟の僕は、君も、相当な御身分なのになぁ…と哀れに思っていた。

「ロイ、手伝って。」

「はいよ。わかったよシェイ。」

シェイが、僕にいった。
まぁ、シェイは、そんなこと言わないだろうね。彼女は、優しすぎるからな。
まっ。手伝うか。