「何?」

不機嫌そうな声が聞こえる。

「レイア嬢、そろそろ朝ごはんですよ。」

「部屋に持ってきて!!」

「……分かりました。」

つくずくワガママね。

笑ってしまった。
勿論、部屋を出てから…。






そして、二時間後やっと宿をでた。私の愛する国に向かって……。
レイア・ロイ・シェイは、馬に乗り歩き(走ったかも?)始めた。