菜子… 菜子…俺、まだお前に好きだって言ってない だから… 「菜子っ」 頼むから、出てきてくれ 俺は屋体から離れた道に出た ……人気がない こんなところに居るわけないよな そう思って引き返そうとしたとき 「!」 見覚えのある、白い蝶の模様の浴衣を着た子が、ガードレールに寄りかかって座り込んでいるのを見つけた それを見た瞬間、俺の体は自然と動いて、その子に向かって走っていた