「ねぇ、苺」


「なに、桃ちゃん」


今は二人で屋上にいるんだ


「苺の幸せって何?


不幸って何?」


あたしにとっての幸せってなんだろう


あたしにとっての不幸ってなんだろう


「桃ちゃん…


あたしの幸せは雷斗くんが側に…隣に
いることだよ」


じゃあ、不幸ってなんだろう


「不幸は?」


桃ちゃん…あたしにもわからな……


「…!


雷斗くんが側にいないこと…」


「んじゃあ、それを伝えてきな?


雷斗は苺の幸せを願ってる
苺の幸せは雷斗が側にいること」


「うん!」


あたしは元気よくかけだした


もう今更だ!!


当たって砕けないよ!