天然無自覚彼女andクールな無自覚彼氏【完】

「今までありがとう」


そう言ってあたしの車イスのハンドル
に手をかけた


「…!!
いいよ
桃ちゃん呼ぶから…


しばらく一人にして……ッ」


そう言うと何も言わずに部屋をでてい
った


「…ウッ……ッグ…グス…雷…斗…クン…」


ずーっと泣いていた


いっぱい泣いた


ヴーヴーヴー


「もしッもし…『苺』


「桃ちゃん…ッ


あたし……ッフラれちゃったよぉ…」


『待ってて、いまいくから…
次はサボろ?』


「空き部屋に…ヒックいるから……」


ブーブーブー


虚しい機械音が聞こえ、その音がまた
あたしの涙腺を壊した