「綺麗…」


そこには中庭があって


木が綺麗で…


泣けてきた


「りんねぇ…ッ…ウッ……グス……」


泣き始めるとりんねえはあたしの頭を
撫でてくれた


「明日、学校行きたくないよ…ッ」


「お姉ちゃんと一緒に行こう?」


「ヤダよ…


学校行ってみんなのこと聞いたら、誰
があたしを落としたかわかっちゃうも
ん……」


「落としたか…って
落とされたの?」


「うん…………」


「辛かったね……
でも、学校行かなきゃダメ」


「……わかった」