心当たりはある


それは6日ほど前のこと


ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー


『雷斗くぅ~ん
あの子と別れてよぉ~』


『ざけんなよ!』


俺には苺が必要なんだよ!!


『ふぅ~ん
なら、メイナたちやりたい放題やっち
ゃうから♪』


『苺になにもすんな!!』


『ヤダ♪
やめてほしかったら日曜日までに別れ
てよ』


『…っ』


『まぁ、ゆっくり考えて♪


選択肢はひとつしかないようなものだ
けど♪』


ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー*ー


本当にやりやがった


「クソッ!!」


「あ♪
雷斗くん♪」


アイツらが……


「あの子骨折しちゃったね♪


でも、雷斗くんが別れないから悪いん
だよ?」


「明日別れなかったら…」


「わかったよ!!


別れるから…これ以上苺を傷つけない
でくれ………」


「話がよくわかるね♪
じゃあ、明日楽しみにしてるよ♪」