翌日の朝


上履きはびしょびしょに濡れていて


なんか泣けてきた


「……ッ……グス…ゥ……」


下を向いて


誰かが来るまで泣いた


そして階段をのぼってたとき


「あんたが悪いんだからね」


そう言って突き落とされた


肩を前から押されて、状態を元に戻す
余裕なんかなかった


足首が階段に当たり、肘から落ちた


あまりの痛さに顔が歪む


「ッ」


あたしは意識を手放した