「…若葉…ちょっと」 翔は帰り支度をしていた私の腕をつかみ 走り出した 「翔!?」 手をひかれて走る私には 翔の後ろ姿しかはっきり見えなかった 翔の後ろ姿をボーッと見てると 翔が急に止まった 「うぁっ!」 勢い余って 翔の背中にぶつかった 「何で急に止まるの!危ないじゃん!」 くるっと後ろに振り返った翔は いたずら顔で 「若葉、目つぶって!」 「なんでよー」 「いいから、早く!」 「もぅ…」 私はしぶしぶ目をつぶった