「あれ、ここに右に曲がる道見っけ!!」 地図には記されていないが、なんとなく気になって曲がる。 そもそも、地図通りに進んだから道に迷ったんだ。 なんて、カナテのせいにしてみたりして、地図をたたむ。 だが、パロ出身でなければ、ローマへ行く途中に通り抜けたくらいのパロの土地勘がないゲルブに、地図なしで歩くなんてできるはずがない。 それでも、ゲルブは、全ての責任をカナテと、彼の書いた地図に押し付け、適当に角を曲がって進む。 「ん!?ここに左に曲がる道だ!こっち行ってみるか」