「うん」 「あと、ルナ。ここにいる間はこれを着ること」 渡されたのは、袖なし、膝上丈の着物。 「うん」 部屋を出た。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー カナテは、ルナのことをずっと考えていた。 あの日だって…。 もうルナは覚えていない、遠い日の記憶。 思えば、あの時からカナテはルナに心を惹かれていた気がする。