そろそろ、時間切れ(タイムリミット)のようだ。




 体が重い。




「ルナ…」



 娘の名を呼ぶ。




「ん?」


「ありがとう」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 !



 ルナは目を見開いた。



 こちらこそ…ありがとう。



 ルナは涙を拭い。



 朱雀の檻を抜けた。