RUNA戦記Ⅴ~復讐の末路~





「あなたに朱雀を封印した一番の理由は、あなたに力を与えるため。あなたは、アランに選ばれた魔女。だから、多くの魔法を使えた方があなたを守ることに繋がる、そう考えたの。だけど、身を守る魔法は魔力をたくさん使う。けど、私と同様、あなたの魔力は並の魔法使いより少し多いだけ。多くの魔法を扱うのは難しかったのよ」



 だんだん、母の言いたいことがわかってきた。



「そんなとき、丁度、朱雀が現れた。朱雀は魔獣。当然、多くの魔力を持っている。だから、あなたに朱雀を封印したの。谷を救うため、皆はそう信じていたけれど、本当は…あなたを守るためだったのよ」




 ルナの頬を涙が伝う。



 母の愛情が、ルナの心を締め付けた。




「じゃあ、私に教えてくれた禁術も…」


「そうよ、ルナ。あなたを守るため」