ルナは、大きく頷いた。 「ルナ、一つ頼みがある」 リュオン―――否、伯父が言った。 「頼み?」 「そうだ。さっきも言った通り、四幹部に勝たなければ、世界はパロの支配下に置かれることになる。そのためには、魔獣が必要だと俺は言ったな?」 「うん、言ってた」 ルナは、頷いた。