「本当に、すまなかった、ルーニー」



 リュオンの人差し指がルナの額をつく。



「てっ」



 本当に、伯父さんなんだ…。



 目の前にいるのは、伯父さんなんだ…。




「伯父さん…聞いていい?」




 ルナは、涙を拭って、リュオンを見上げた。




「ん?」


「どうして、母さんを――実の妹を殺したの?」