「言っておくがな、小僧。俺はお前と話しに来たんじゃない。ルナに用事があるだけだ。お前みたいな弱虫に興味は皆無」




 リュオンはそう言って、ゲルブの胸座をねじ上げ。





「その胸に、きっちり刻み付けておくんだな。この世には、二種類の人間がいる」




 リュオンは、ニヤッと笑い。





「一人は強い人間。もう一人は弱い人間だ」




 強い人間と、



 弱い人間…。