目を開ける。



 あれから、どのくらい経ったのだろう。



 いつの間にか、日は西へ傾き始めていた。



「ゲルブ…生きてるかぁ?」



 応答はなし。



 体が強張る。



 そっと右を見ると、ゲルブは寝息を立てて、寝ていた。



 のんきな奴だ。