この言葉は、母からの受け売りだ。 祖父が死んだとき、泣いていたルナに、 ―――泣かないの。目には見えないけど、おじいちゃんは空から見守っててくれてるのよ。だから、泣かないで。 そう言ってくれた。 「ねえ、パパ!今夜、星を見ようよ!僕らのジィジやバァバの顔見るチャンスじゃん」 ダズルは楽しそうに言い。 「早く夜にならないかな」 ミリアも言った。