RUNA戦記Ⅴ~復讐の末路~







 この言葉は、母からの受け売りだ。




 祖父が死んだとき、泣いていたルナに、





―――泣かないの。目には見えないけど、おじいちゃんは空から見守っててくれてるのよ。だから、泣かないで。






 そう言ってくれた。





「ねえ、パパ!今夜、星を見ようよ!僕らのジィジやバァバの顔見るチャンスじゃん」




 ダズルは楽しそうに言い。




「早く夜にならないかな」




 ミリアも言った。