「何言ってんだ、ルナ。聞いたに決まってんだろ」



「ホントかよ、カナテ。俺は最後まで聞いて【感動】したけどな」





 ゲルブが言った。




「は!?嘘だろ!?」



「だってよー、最後の一言に全てが込められてたもんな」




 ゲルブの言葉に、ルナはドキッとした。




 なんだろ、やっぱりゲルブは―――。