RUNA戦記Ⅴ~復讐の末路~





「私、サールのことは忘れるよ。だって、サールはもう帰ってこないって心の底からわかったから」




 ドクン。



 心臓が、大きな音を立てた。




 ルナは、何を言い出すんだろう。



「ゲルブ、いつもあなたは私のことを励ましてくれた。守ってくれた。あなたは…サールに似てる。声や、肌の色は違うけど…」




 ルナは、息を吐いた。




「顔も、優しいところも、責任感があるところも…サールによく似ているの。でも…少しだけ、あなたの方が…」