「私、サールのことは忘れるよ。だって、サールはもう帰ってこないって心の底からわかったから」 ドクン。 心臓が、大きな音を立てた。 ルナは、何を言い出すんだろう。 「ゲルブ、いつもあなたは私のことを励ましてくれた。守ってくれた。あなたは…サールに似てる。声や、肌の色は違うけど…」 ルナは、息を吐いた。 「顔も、優しいところも、責任感があるところも…サールによく似ているの。でも…少しだけ、あなたの方が…」