伯父は、心臓のすぐそばに貫通した傷を作っていた。 「ルナ…俺は、いい…。もう一人を…、助けて…や、れ」 「でもっ」 「当然の…報い、だ。あいつらは、俺に殺された…魔法…使い…。俺が…殺されて、当然…だ」 伯父はそう言って、深い溜息を洩らした。 「ほら…行け、ルーニー」 ルナは、渋々伯父のそばを離れた。