刃の先が、ゲルブをとらえた。





「危ないっ!!」




 伯父の声。




 伯父と、伯父に守られたゲルブの体を、真っ黒な刃(集合体)が通り抜けた。





「伯父さん!!ゲルブ!!」





 ルナは、伯父に駆け寄った。