伯父はそう言って、残りの幹部を睨みつけた。



「無垢、キリク。面を外したらどうだ?」




 後ろの幹部たちが面を外した。




「邪悪な気がするわけだ」




 赤髪が言った。



「どうやって、ここに?」



「簡単なことだ。その白虎が入口を閉めなかったんだ」



 頬に【死】と書いた青髪が笑う。



 伯父はカナテをギロッと睨んだ。