「これか?これは、魔獣を操ったことによって魔獣の魔力を得られるんだが、その影響かな。魔獣の力を解放しているんだ」
どうやら、解放しても人の姿でいられるようだ。
「あくまでも、今は制限(リミッター)があるんだけど。それを外すと魔獣に姿がかわるんだぜ?ただ、そうなると人間の記憶も何もかもわからなくなる…」
ゲルブは、まだ長い説明を続けてしまいそうなカナテを遮った。
「カナテ、なんで解放状態になったんだ?」
「ん…そのことか。たぶん、ここに入るには、神器ノ者の特別魔法を使わないといけないんだ。リュオンは…麒麟の魔法を使ってた」
「リュオンが、麒麟!?」
ゲルブは、声を上げる。



