RUNA戦記Ⅴ~復讐の末路~




「これか?これは、魔獣を操ったことによって魔獣の魔力を得られるんだが、その影響かな。魔獣の力を解放しているんだ」




 どうやら、解放しても人の姿でいられるようだ。



「あくまでも、今は制限(リミッター)があるんだけど。それを外すと魔獣に姿がかわるんだぜ?ただ、そうなると人間の記憶も何もかもわからなくなる…」



 ゲルブは、まだ長い説明を続けてしまいそうなカナテを遮った。




「カナテ、なんで解放状態になったんだ?」



「ん…そのことか。たぶん、ここに入るには、神器ノ者の特別魔法を使わないといけないんだ。リュオンは…麒麟の魔法を使ってた」



「リュオンが、麒麟!?」



 ゲルブは、声を上げる。