「ゆ・・・夢だぁ・・・・夢でよかったぁ・・・・・」

呟くと同時にバタバタと階段をかけ上がる足音。

勢いよく開くドア。

「姫那(ヒメナ)!!!!!!!?どうしたんだ!!!!!!!!?」

「おねぇちゃん!!!!なにがあったのぉ!!!!!?」

「ひーちゃん!!!大丈夫!!?」

お父さんとお母さんと妹が
の顔を真っ青にして入ってきた。
あたしの叫び声に気づいたんだろうな・・・・・。

「あ・・・えと・・・・・・・(汗)」

どう答えていいのかわからず
おどおどしていると
お母さんがあたしに抱きつく。

「なにがあったのかゆっくりでいいわ・・・・お母さんひーちゃんの力に少しでもなりたいの・・」

「ぃゃ・・・ぁの・・・お母さん・・」
あたふたして誤解を解こうとしたとき。

「・・・・・・どーせ怖い夢みて叫んだんだろ」

ドアにもたれながら誰かが言う。

「!!!!!!!!!」

びっくりしてドアの方を見れば双子の兄、皇志(オウジ)がいた。
「そうなのか・・?姫那・・・・・」

・・・・・・その通りです・・。

「皇志が言った通り・・・ホントに怖い夢みちゃって・・・・叫んだの・・・・・・・ごめんなさい・・・・」