Heart ✰番外編✰





「っ…………はっ………夏起…………く……ん……。」


「あっ……………ずさ………っ。」


あたしは夏起くんに何度も『偽りの愛』を求めた。


心の中ではあたしは泣いてた。


初めてキスした人も…………初めて抱いた人も『夏起くん』だった。


なのに………………。


心の中ではあたしは冷え切っていた。


抱き締められているはずなのに。


何度もキスをして温かいはずなのに。


心は『氷』のように凍えていた。


あたしの心はそれからまったく溶けることがなかった。


あたしは海にゆっくりと近づいた。


足に波が少しずつ浸かっていく。


ヒンヤリとした気持ち良い感覚があたしの身体中を支配する。








『 ア タ シ ハ ド ウ シ タ ラ イ イ ノ ?? 』









あたしはゆっくりと海に入っていく。


今の季節は、雪も降るような真冬の時期。


周りには人なんていない。


誰1人、あたしがここで居なくなるなんて知らない。


もし、次に生れてくるならまた夏起くんに恋してるかな??


それとも、あたしは別の人を好きになってるかな??


でも…………………。


何度、生まれ変わっても夏起くんに恋したいな。


大好きだったな、本当に。






でも、この想いも今から無くなるんだ。


最後に夏起くんに会えてよかったな。