「っ…………はっ………夏起…………く……ん……。」
「あっ……………ずさ………っ。」
あたしは夏起くんに何度も『偽りの愛』を求めた。
心の中ではあたしは泣いてた。
初めてキスした人も…………初めて抱いた人も『夏起くん』だった。
なのに………………。
心の中ではあたしは冷え切っていた。
抱き締められているはずなのに。
何度もキスをして温かいはずなのに。
心は『氷』のように凍えていた。
あたしの心はそれからまったく溶けることがなかった。
あたしは海にゆっくりと近づいた。
足に波が少しずつ浸かっていく。
ヒンヤリとした気持ち良い感覚があたしの身体中を支配する。
『 ア タ シ ハ ド ウ シ タ ラ イ イ ノ ?? 』
あたしはゆっくりと海に入っていく。
今の季節は、雪も降るような真冬の時期。
周りには人なんていない。
誰1人、あたしがここで居なくなるなんて知らない。
もし、次に生れてくるならまた夏起くんに恋してるかな??
それとも、あたしは別の人を好きになってるかな??
でも…………………。
何度、生まれ変わっても夏起くんに恋したいな。
大好きだったな、本当に。
でも、この想いも今から無くなるんだ。
最後に夏起くんに会えてよかったな。

