私は。翔という 存在を、帰る場所を見つけたけど。 彼はまだ、その存在を 見つけられていない。 私も、ぎゅっと。 彼の背中を、抱きしめ返す。 学年でも小柄な私は。 頼りない存在だと思うけど。 伝わってるよって意味も込めて。 精一杯抱きしめる。 ...すると彼は。話はじめた。 涙声が混じってたけど。 確かに一言、一言、話し出す。