いままではけっこう熱もあったんだろうけど、大丈夫ばっかりで本音は言わなかった。

これから、俺等のなかでしっかり言わせていけばいいよな


…玲菜も


ここはお前らの居場所だから。





玲菜はさっき、龍を拒絶した。

なんでだ??

あんなに安心し切っていたのに


「…あのね、玲菜のことなんだけど」

考えていた俺は悠莉の声で現実に戻された。

まだ朔に寄っかかってつらそうにしているが話してくれるらしい。


「玲菜は、過去にトラウマがあるの」