そばにいたい。






ガラッ

保健室のドアを乱暴に開けて入り、玲菜を佐伯(保健室の先生)に見せるため、玲菜を降ろそうとした




ギュ…
「ん、ハァハァ、りゅ、う…」





のに、玲菜は俺にだきつき、そばにいてともいうように俺の名前をよんだ

「玲菜??」

「稀崎くん、そのままでいいわ」

「ハァハァハァハァ、た、すけて…」

佐伯にそのままでいいといわれ、そのままでいたが、玲菜が助けてと言ったとき、胸が苦しくなった。

だから、思わずだきしてしまった


「ハァハァ、くる、しッハァ、ハァ」

「玲菜、大丈夫だ。俺がいるから…深呼吸しろ」

「ハァ、すぅ、はぁ…ハァハァ、りゅ…」

「そうだ。上手いぞ…続けろ」

「ハァ、すぅ、はぁ…」

何度も声をかけ、だきしめた。

すると、だんだん落ち着いてきて、玲菜の呼吸は浅いものの、過呼吸は落ち着いたようだった