そばにいたい。






あわてて保健室をでてきたものの、どこにいるかなんて分かるわけもなく、ただひたすらに探していた。

すると、保健室からそう離れていないところに女が1人でしゃがみこんでいるのが見えた。


玲菜か??

玲菜、だな


「玲菜??どうした」

「りゅ…ハァハァ、し、んどぃハァ」

声をかけてやるも、息切れで話すこともままならない。

このままじゃ、大変なことになる

そう察し、すぐに抱き上げ、保健室に向かった


声をかけながら歩いていくも、呼吸はあらく、過呼吸寸前だった

それに加え、体が熱く、熱も上がっているようだった