「どうしたのかな??玲菜ちゃん」
あわてて出て行った玲菜を見て陸がいう
「発作…かな…??」
「発作??何の??」
「んー、多分…不整脈、かな??」
「不整脈??」
「うん、治療の必要はないって言われてるんだけどね…
玲菜はやっぱり苦しいというか、しんどいみたいで…
よく、1人でしゃがみこんでたりするの」
悠莉が説明してくれている不整脈は玲菜にとって、辛いもの以外の何ものでもないらしい。
いま、もしかしたら、1人で…たった1人で発作に耐えているのかもしれない。
そう考えるといてもたってもいられなくなった
俺は立ち上がるとすぐに保健室をでた
