そばにいたい。






私は、龍先輩に手伝ってもらいながら起きて、聞く体制になった。

「僕は、真田陸Sanada Riku。未来学園の2年生ね!!陸でいいからね??よろしくッ」

最後に☆がつきそうな勢いで自己紹介した人は陸というらしい。


「あ、あの、陸先輩…??」

「違うよ、陸だよ。りーく」

「えっと、りく…ですか??」

「そう!!そうよんで??あと、敬語もなしね??」

「え、でも…」

「だめ??」

どうしても呼び捨てにして欲しい陸せんぱ…陸は上目遣いをしてきた。

う…わざとなのか、天然なのか…??
かわいすぎる…


「わ、わかり…あ…わ、わかった」

「やった!!じゃぁ、君等も自己紹介して??」

私と悠莉は首をかしげながらいってきた陸にノックアウト寸前になりながらも自己紹介を始めた。


「えっと、1年の中森玲菜です。よろしくお願いします」

「1年の佐々木悠莉です。よろしくお願いします」