「…っ、」 ドクンと全身が脈を打つ。 身体が、心臓になったみたいだ。 『悪いけど、』 「(……や、ヤバい!逃げろ!)」 私はあわあわしながら、来た道を引き返そうとするが。 それは、敢え無く失敗してしまった。 ぐいっ と、彼に手を引かれたから。 「え、」