「んー、何? あっ翼ちゃんだー、おはよう」
ようやく春也君が起きてくれた。
「あっ翼ちゃんだー、おはよう、じゃないよ!はっ早く起きて下さいよねっ!」
「どーしたの翼ちゃん、顔赤いよ?具合悪い?」
心配そうに私の顔を覗き込んでくる春也君。
さっきのことがあった分顔を覗くという行為は凄く恥ずかしい。
「なっなんでもない!ってか春也君のせいだし!!とにかく9時に事務所に集合ですから!遅れないで下さいよ!!」
「じゃ」と言って春也君の顔を見ないまま部屋を出て行こうとした時。
「待って、翼ちゃん」
春也君に呼ばれる。
「何?!」と半ば怒り気味で振り向くと、
チュッ
っというかわいらしいリップ音。
