「最後の質問だ。この話の核心でもある」 「何かしら」 こんな事に巻き込まれて良い迷惑である冬は油断していた。 全てが伏線だったなんて気が付くはずもない。 ――「何故修学旅行のとき、あんな面倒くさいことをした?」 「っ!!……何を言っているのか分からないわね」 「分かっているだろう。アタシはこのために冬のところに来たんだから」 ふふんと微笑む寒緋を睨んでいた冬だったが。 「嫌だったのよ」 静かに語り始めた。