『帰る?
それとも帰らない?』


車の窓を開けて窓枠に肘を置いて煙草を吹かしながらアタシに西原先生は聞いた




アタシは帰りたいような………でも帰ると京介と喧嘩になりたくないアタシもいてアタシは黙り込んだまま




『じゃあ、うちにおいでよ』



西原先生の言葉で西原先生の方をすばやく見た



西原先生は煙草を消しながら


『僕さぁ、弱っている女の子を襲わない主義だから…
襲ったって自分が惨めになるのも嫌だしね。それにうちはロフトがあるから僕はロフトで寝るよ。』




その言葉を聞いてアタシは黙り込んだまま返事をしない



西原先生は否定しないアタシを見て車を出した



そして到着したのは、


アタシと京介のアパートだった