夏の記憶



「一生分の勇気を使い果たした気分だった。そしたら、俺も好きですって言われて、死ぬほど嬉しかった」


誠也の目から涙がこぼれる。


「死んじゃだめだよ…。生きて?生きて、幸せになって」


「美咲がいなきゃ幸せになんてなれない…」


誠也の言葉に美咲は困ったように笑った。