夏の記憶



「俺を殺してくれ…。俺のせいなんだ…」


誠也は美咲を抱きしめながらつぶやくように言った。


「俺が生き返りたいなんて言ったから…美咲だけじゃなくて、こんなにも多くの人が犠牲になったんだ」


誠也は小さくうなだれるようにそう言った。


「あなたを殺すことなど出来ません。もちろん、もとの世界に戻るなんてことが何度も出来るわけもありません」