「内容は至ってシンプル、単純だ。南波奈デパートで展示されている龍の瞳を奪うこと」
南波奈って言いにくい。みなみなみなだよ?どんだけ『み』と『な』を強調させたいの。
「何だ、怪盗まがいの依頼か。南波奈なら簡単だな」
「問題は敵《ライバル》。この依頼のメインはお前らの腕試しってとこだ。
楽園《エデン》の代表的二人組、救世主《メシア》との対決。
日時は明後日の夜10時からだ」
うそーん。
んな暗殺と盗みの専門家《スペシャリスト》に勝てるわけないだろ。ふざけてんのか。
「依頼主は?」
「匿名希望、だ」
「……まぁ、どうにかなるさ。それ相応の準備をすればいい。相手だって万能人間じゃないんだ」
「はははははははっ!!
まぁ、頑張ってくれよ。お前らにまた会えるのを一応楽しみにしてるぜ」
一応か。一応か!私達は一応の存在なのか!?
「お前は相変わらず気にくわない」
黒羽の言葉に深く同意しよう。


