マッドファクター




「なら、ちょっとした強行手段にでよう」



「えっ、わっ!!」



肩を押されて、私はソファーに倒れた。その上に出灰さんの影が出来る。



あぁもうっ、これだから嫌なんだよこの人!警察呼びたい、でも呼んだら私達まで死《アウト》だっ。



出灰さんは舌舐めずりをする。30代のオッサンが女子高生を襲おうとしてるっ!



嫌ーっ!!



「くろっ、ぅむっ……!!」



出灰さんの唇が重なって、私の口を封じた。



出灰さんから何か錠剤のような物が送られてきて、私はそれを飲み込んでしまう。



ああぁっ、何の薬だこの野郎!!



「ふふん、何てことのない、ただの麻酔さ。彼の使っている、ね」



何てことあるじゃんかああぁぁぁぁっ!!



「これは確か普通声はでないけど、極限状態やある程度経つとでるんだったね。


じゃあ、彼が来る前に全部「三月はやらない」……おや、いい所で」



黒羽〜っ!来てくれると思ってた。



「人のものに手をだすな、死線《デッドライン》」



「誰かのものだからこそ手を出したくなるんじゃないか、狂気因子《マッドファクター》」