俺は起きた。 寝間着だ。 昨日はぐっすり寝ていたみたいだった。 ひとつ、気になることがある。 はじめに俺が感じていた空白の時間… それはもしかして、さっきの俺の時間では…? そしてこの風景… まさか… ピンポーン 家のチャイムが鳴る。 恐る恐る窓から覗くと、黒いビニール袋を持った雪と目があった。 「唯鹿ぁ、雪だよぉ」 雪はにこりと笑った。 イヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだイヤだ。 こんなのは嘘だ。 こんなのは… 変えられなかったようだね 彼女の声と、笑い声が聞こえた。