夏休みは、みんなで夏祭りや海にいった。 真は郁奈とつきあいはじめた。 良樹は雪と。 そして俺は、真の妹の瑠衣と。 こんなに幸せな日常が、ある。 でも時々思う。 これは幻覚で、本当の俺は、村長の家で死にかけているんじゃないかって。 これは、死にかけの俺が見ている夢なんしゃないかって。 今にも黒野澄香の声が聞こえてくる気がした。