相変わらずいじめられるシュウ。
エレーナ達は止めに入ろうとするが、シュウは自分は大丈夫だし、
保護者付きみたいで恥ずかしいからと、頑なに拒んだ。
「やめなよ」
千鶴が止めに入った。いじめが止まった。
「白川君、ちょっといい?」
千鶴はそのままシュウを連れだした。
「ありがとう。でもどうしていつも助けてくれるの?
僕にかかわるとまずいんじゃないの? あの人達ににらまれるよ」
だが、千鶴はちっとも動じない。
「なるべく、私のそばにいたほうがいいわよ。そのほうが、あの人達も下手に手出し出来ないし」
シュウは千鶴の忠告に従った。
すると、柚原なつみとその配下達は下手に手だしをしなくなった。
そして、シュウを見張り、彼が独りになるのを待ち構えているようだ。