xxxFORTUNE 〜恋の魔法〜




「もちろんだよ」

勢いよく頷いて、ベッドに手をついて身を乗り出す。

距離が縮まった佐久間さんの瞳が、キラキラと輝いていた。


「来年は一緒に行こうね。
みんなも誘って全員で」


¨来年¨という言葉は、遠い未来を表す言葉だ。



「約束だよ?」

彼の無垢な笑顔が、胸に深い傷を掘る。


来年、かぁ……。

あたしは果たして来年、この場所にいられるのかしら。

何とも断言し難い。


正直なところ、こうしてみんなに会える時間が続くのかどうか不安なの。

エシャルと人間界……この2つの世界は、近くてとても似ていない世界だから。



「ヒメ?どうしたの?」

「ううんっ、なんでもない」


ぼーっと考え込んでしまった思考を、佐久間さんの心配する声が遮った。

こんなことを考えるのは、やめましょう。

きっと、いつだってみんなと会えるはずだもの。