「下に着てきた!」
そう言って、走りながら服を脱いでいく。
「ガキね。私達も着替えて行きましょ」
十夜と別れた月野は、愛理に連れられ、2階へ向かった。
「暑〜い」
「夏だからな」
水着に着替えた月野は、太陽の眩しさと暑さで倒れそう。
「暑いなら、それ脱げばいいんじゃないか?」
十夜が指差したのは、月野が着ている白いパーカー。
愛理は脱げと言うが、月野は断固として脱ごうとしなかった。
「嫌っ」
「まぁ、いいけど」
日陰に座り海を眺める月野を、十夜は苦笑して見ていた。
「・・・・・・」
「どうした?」
「・・・・・・なんでもない」
月野は十夜から視線を外し、また海を見た。
十夜は黒いシンプルな水着を着ている。
元々が目を引く容姿なので、むしろシンプルな方が彼の美しさを目立たせる。
体も引き締まっていて、見とれてしまう。



