10m先の浮気者。



「俺のこと好きか?」


そう言うと、

夢の手がぴたりと止まった。


どうしよ。
思わず変な事言っちまった。



あー...


「ごめん何でもな」 ちゅっ...


俺の言葉を遮るように
リップ音が響いた。


夢が自分からキスした


という事実を理解したのは
顔が離れて3秒後。


離れたといっても
今にも鼻と鼻がくっつきそう。