「...おい。
 俺の夢に触んな。汚れんだよ」


鋭く睨むと男はオロオロ。


「わ...っ悪かったよ!」

そそくさと屋上を出て行った。


一応武術は全部備わってっからな。
いつだって叩きのめしてやる。



しばらく沈黙が流れる。


夢...ビビったかな。





「廉也君、ありがと。」

「当たり前」


"怖かった"

とでも言われるかと思ってた。