人影に目をこらすと、 そこに居たのは... 同じクラスの女の子と、 廉也君、だった。 よく見ると女の子はこの前 目が合った女の子。 「いいじゃん... 一緒に帰ってよぉ」 「だから無理だって 俺今日一緒に帰る奴決まってんの」 そんな声が聞こえた。 一緒に帰る奴...。 さっき誘われてたもんな。 もうあの中から選んだんだ。